April 25, 2009

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ



表題の言葉は鉄血宰相ビスマルクさんのものだそうですが、
現状の自分としては"経験から学べる人間"が愚者とは思えません。

自分の経験から学んで、今後予想される失敗を回避する事が出来る人間で十分ではないかと。むしろこのままじゃダメだとわかっていてもなかなか変化出来ない人間が多いのにと。

どうして"経験から学べる人間で十分"だと考えてしまうのか。
それは自分の自分に対する評価が"過去の失敗を未来に生かせない人間"となっているからだと思われます。現実や現状がどうであれ理想はもっと高潔でありたいですね。

この言葉を発した時のビスマルクさんは、
"過去の自分の経験を自分の未来に生かすレベル"ではダメで、"歴史(他人の過去の経験)を自分の未来に生かすレベル"を求める(求められる)立場にいたのだろうと妄想します。

たしかにそういう立場で物を言えば、他人の経験を自分の未来に生かせない(失敗しないとわからない)人間は愚者なのかもしれませんね。

今後予想される失敗にわかっていても突っ込んで行ってしまう(失敗を未来に生かせない)自分としては、まずはファーストステップとして愚者に昇格する事から始めてみようと思います。





とはいえ、
ビスマルクさんは優秀な政治家だったみたいですので、
世論を扇動する為に必要だと考え発した言葉であったんだろうとは思いますが...

ちなみにビスマルクさんには他にも以下の様な語録があるようです。

「鉄と血が、運命を決定する」
「歴史が証明するところによると、逃した機会は二度と戻らない」
「的確な弾丸よりも鋭い弁舌の方が強い」

一番上と一番下はあきらかに矛盾しているような...
まぁでも、その時の時代背景としては最も適切な言葉であったんでしょうね。むむむ。



ハッテン場潜入




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