March 7, 2009

圧力と対話



民主党の小沢さんが
「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。」
「カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」
と発言して

「日本人の人権と日本の主権を蹂躙した北朝鮮の犯罪をカネで決着させるのか!」
と叩かれている様ですが、
自分はある意味正しい発言だと思います。

現状の日本国は軍事力で解決出来る体制ではないのだから
経済力で解決するのが最も手っ取り早い方法です。

もちろん軍事力で解決出来る体制を作るのも良いのですが、
それには膨大な時間とお金がかかりそうですしね。

世界の国と国との関係は
極端に表現すると中学校の生徒同士みたいなもの。

いくら言葉上で"いじめはいけない事ですよ"と教育しても
実際は完全にいじめが無くなる事はありません。
いじめを行った生徒におもいっきり体罰を与えれば無くなるかもしれませんが。
つまり、
いくら言葉上で"拉致は犯罪でいけない事ですよ"と宣伝をしても
実際は拉致被害者は帰ってきません。
拉致を行った国におもいっきり実害を与えれば帰ってくるかもしれませんが。

現状の日本国が他国に実害を与える方法は軍事力ではなく経済力が最適です。 札束ビンタやっちゃえばいいんです。

「拉致被害者を返さなければ経済面でこんな悪いことがおこりますよ」
とか
「拉致被害者を返せば経済面でこんないいことがありますよ」
という感じですね。

小沢さんの本心がどこにあるのかはわかりませんが、発言については
「誘拐犯には身代金をやるしかないだろ」
と聞こえるのが問題になっているようなので、

「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。」
「経済的に圧力をかけて『何人か返してくれたら圧力を解除しますよ』って言うしかないだろ」
と発言した方が良かったのかもしれませんね。



いつかきっと差別も偏見も国境もなくなるさ




« 本音と建前
- 圧力と対話 -
善と悪 »